しおりに出てくる名前、実は結構奥が深い。知っておくと現地でちょっと語れる小ネタ集。
那須町自身が公式サイトで「判然としていない」と前置きした上で、3つの説を紹介している。①那珂川にできる中州(なかす)が短くなって「なす」になった説、②アイヌ語で野を表す「ヌプ」と麓・裾を表す「シュタ」が合わさり「ヌシュ」→「ナス」に転じたという説、③那須・阿蘇・浅間などは同じ語源から変化した地名だとする説。
要は由来がひとつに決まっていない、というくらいのゆるい前提で覚えておけばOK。

ニューヨーク近代美術館(MOMA)をはじめ世界各地の美術館に作品が収蔵され、国内外のオークションでも高値がつくことで知られる、日本を代表するアーティストのひとり。代表作の一つ「Knife Behind Back」(2000年)は2019年のオークションで約25億円という、日本人作家では過去最高クラスの値がついた。

写真は代表作の一つ「あおもり犬」(読み方:あおもりけん、青森県立美術館蔵、高さ約8.5m)。奈良作品に共通する、大きな目とどこか気だるい表情の雰囲気が伝わる一枚。
N's YARDは奈良本人が那須に構えた私設アートスペースで、展示構成も本人がキュレーション。2005年以降の作品や、ここでしか見られない未発表作も並ぶ。

バターを作る過程で大量に出てしまう"脱脂乳"を無駄にしたくない、という発想から生まれたお菓子。バターの香りをまとわせたガレット生地で、脱脂乳ベースの濃厚なミルクジャムを挟んでいる。
GOOD NEWS FACTORYの看板商品として、那須高原の新しい名物みやげになりつつある。

平安時代、天竺・唐から飛来したという九尾の狐が絶世の美女「玉藻の前」に化けて鳥羽上皇に仕えた。正体を見破られて那須野が原まで逃げ、人や家畜に害をなしたため討伐され、その怨念が毒を吐く石になった、というのが殺生石の伝説。
那須温泉神社では毎年5月に御神火祭が行われ、狐面をつけた松明行列が神社から殺生石へ下っていく。
とちぎ和牛:1988年に始まった栃木県全体の公式ブランド。肉質等級A・B4以上など、県が定めた基準を満たした黒毛和牛だけが名乗れる。
那須和牛:JAなすの(大田原市・那須塩原市・那須町が管轄エリア)が「那須和牛振興協議会」として管理する地域ブランド。指定農家がエサに米を加え約20カ月かけて肥育し、肉質等級A・B3以上のものだけを「那須和牛」として売って良いという、こちらもちゃんとした基準がある。
那須高原和牛:一方でこちらは、上の2つのような統一された認証機関や等級基準が見当たらなかった。地元で名乗っているけど、明確な基準はないみたい笑。店や生産者が「那須高原で育った牛です」という産地アピールとして使っている名称、くらいに捉えておけばOK。

那須高原りんどう湖ファミリー牧場で飼育されているジャージー牛から搾る、濃厚な牛乳。金賞を受賞したヨーグルトドリンクをはじめ、乳製品づくりにこだわりがあることで知られる。
那須のカフェやレストランのメニューで「ジャージー牛乳」「ジャージーミルク」と見かけたら、大体ここの牛乳だと思って間違いない。